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経営・資金管理 2026年6月

個人事業主のキャッシュフロー管理【2026年版】資金繰りで詰まらない月次管理の方法

「売上はあるのにお金が足りない」「税金が払えない」——個人事業主の資金繰り問題は多くの場合、キャッシュフロー管理の不備から来ます。月次管理の習慣と税金積立の考え方を解説します。

個人事業主の資金不足の主な原因

!税金(所得税・住民税・国保料)のために積立をしていない
!入金サイクル(翌月末払い等)と支払いのタイミングがずれる
!売上を将来の税金分まで含めて使い切ってしまう
!売掛金の未回収・支払い遅延

税金のための積立ルール

売上(事業所得)の20〜30%を税金口座に積み立てる

内訳イメージ(所得300万円の場合)

所得税(目安)約30万円
住民税(目安)約30万円
国民健康保険料(目安)約35万円
合計(税・保険料)約95万円/年
月次積立目安約8万円/月

毎月の売上から一定額を別口座(税金積立専用)に移すことで、確定申告後の税金支払いに困らなくなります。

月次キャッシュフロー管理のポイント

1

入金予定を毎月把握する

請求済みの売掛金と入金予定日を管理します。「今月末に○万円入金」「来月15日に△万円入金」を把握しておくことで資金不足を予測できます。

2

固定費と変動費を把握する

毎月必ず発生する固定費(家賃・サブスク等)と売上連動の変動費を区別して管理します。固定費が高いほど収入が少ない月にリスクが高まります。

3

3ヶ月分の運転資金を確保する

万一収入が途絶えても3ヶ月間は生活できる預金を別口座に確保しておくことがリスク管理の基本です。

よくある質問

税金の積立はどの口座に入れればいいですか?

事業用の普通預金口座内で管理するか、専用の積立口座を別途開設するのが分かりやすいです。「絶対に手をつけない口座」として意識的に分けることが重要です。

確定申告後の税金が払えなくなったらどうすればいいですか?

税務署や市区町村に早めに相談することをおすすめします。分割払い(延納)の手続きが認められる場合があります。ただし延滞税が発生するため、早めの相談が重要です。

売上が大きく変動する職種の場合、税金積立はどう考えればいいですか?

売上が不安定な場合は「毎月の固定積立」ではなく「入金時に一定割合(20〜30%)を積立口座に移す」方法が合っています。大きな入金があった月に多めに積立て、収入が少ない月は少額にするなど柔軟に対応しましょう。

売上が入金される前に支払いが集中する場合の対策は?

3ヶ月分の運転資金を常にキープすること、請求書の支払期限を短くして入金サイクルを短縮すること、ファクタリング(売掛金の早期現金化)の活用などが有効です。根本的には固定費を下げて損益分岐点を引き下げることが最も効果的です。

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あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。