簿記・仕訳 2026年5月更新
事業主貸・事業主借の仕訳方法【2026年版】
個人事業主の生活費・プライベート支出
個人事業主の帳簿では「事業主貸」と「事業主借」という勘定科目が頻繁に登場します。これは個人事業主ならではの科目で、事業とプライベートの資金のやり取りを記録するために使います。仕訳のルールを理解すれば、青色申告の帳簿づくりが格段に楽になります。
事業主貸・事業主借とは
事業主貸(じぎょうぬしかし)
事業のお金をプライベートに使ったとき
- 事業用口座から生活費を引き出した
- 事業用カードでプライベートの支払いをした
- 事業収入から個人の税金を払った
事業主借(じぎょうぬしかり)
プライベートのお金で事業の支払いをしたとき
- プライベートのカードで経費を払った
- プライベートの口座から事業費用を払った
- 手持ちの現金で仕事の費用を払った
よくある仕訳例
① 事業用口座から生活費を引き出した
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 事業主貸 | 50,000 | 普通預金 | 50,000 |
② プライベートのSuicaで交通費を払った(2,000円)
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 2,000 | 事業主借 | 2,000 |
④ プライベートの現金で事務用品を購入した(3,000円)
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 消耗品費 | 3,000 | 事業主借 | 3,000 |
年末決算での取り扱い
事業主貸・事業主借は、年末に「元入金」に振り替えます。元入金は個人事業主の「資本金」に相当する科目です。青色申告ソフトを使っていれば、この振り替え処理は自動で行われます。
決算仕訳のイメージ
- 事業主貸の合計が100万円 → 元入金から100万円減少(生活費等に使った)
- 事業主借の合計が30万円 → 元入金に30万円追加(プライベートから補填した)
- 差し引きで元入金が70万円減少
青
関連記事
あおい
ひとり青色 開発者
法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。