個人事業主の通信費を経費にする方法【2026年版】
スマホ・WiFi・ネット代の按分
スマートフォンの通話料・データ通信費、自宅のWiFi・インターネット回線費用は、事業に使っている割合分を経費計上できます。プライベートと兼用している場合は「按分(あんぶん)」が必要ですが、合理的な根拠があれば認められます。
通信費の勘定科目と対象費用
| 費用の種類 | 勘定科目 | 経費化の考え方 |
|---|---|---|
| スマートフォンの月額料金 | 通信費 | 兼用なら按分(50〜70%が多い) |
| 自宅インターネット(WiFi・光回線) | 通信費 | 使用時間または面積で按分 |
| 固定電話の通話料 | 通信費 | 事業用通話のみ(明細で確認) |
| クラウドストレージ(Dropbox等) | 通信費 / 支払手数料 | 事業用なら全額可 |
| ビジネスチャット・Zoom等 | 通信費 / 支払手数料 | 事業用なら全額可 |
| 郵送・宅配便 | 通信費 / 荷造運賃 | 事業関連の発送なら全額可 |
按分比率の決め方(3つの方法)
方法①:利用時間按分(最も一般的)
1日の使用時間を仕事・プライベートで分けて比率を算出します。
例)1日12時間スマホを使用、うち仕事で6時間→ 事業使用割合 50%
方法②:通話件数・データ量按分
月間の通話件数やデータ使用量で仕事・プライベートを区分する方法です。
例)月20GB使用、うち仕事でのテザリング・業務通信が14GB→ 事業使用割合 70%
方法③:事業専用回線を別に持つ
仕事用と私用でSIMを分けると按分不要で全額経費にできます。格安SIMなら月1,000〜2,000円程度から可能です。
例)プライベート用メイン回線+仕事用格安SIM(月1,500円)→ 仕事用SIMは全額経費
帳簿への記入例
月次仕訳例(スマホ月8,000円・事業50%按分)
| 日付 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 毎月 | 通信費 | 4,000 | 事業主貸 | 4,000 | スマホ代 50%按分 |
※個人のクレジットカードから引き落とされる場合「事業主貸」で記帳します。
よくある質問
按分比率は毎月変えてもいいですか?
継続性・合理性があれば毎月変えることも可能ですが、一般的には年間を通じて同じ比率を使う方が管理しやすく、税務調査でも説明しやすいです。年に1度見直す程度が現実的です。
テザリングで使ったパソコンのデータ通信費は経費になりますか?
事業目的のテザリング通信は通信費として経費計上できます。ただし、その通信費がスマホのプランに含まれている場合は、スマホ全体を按分する中に含まれます。完全に業務目的のテザリング専用データSIMを使っている場合は全額経費になります。
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あおい
ひとり青色 開発者
法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。