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法人・ひとり社長 2026年6月

ひとり社長・役員報酬の決め方【2026年版】適正額と節税効果・変更できるタイミング

合同会社・株式会社のひとり社長が役員報酬をいくらに設定するかは、法人税・個人所得税・社会保険料の三角関係で決まります。適正額の考え方と注意点を解説します。

役員報酬の金額が影響する税・保険料

役員報酬が高いと役員報酬が低いと
✓ 法人の利益が減る → 法人税が下がる✓ 個人の所得税・住民税が少ない
× 個人の所得税・住民税が増える× 法人の利益が大きくなり法人税増
× 社会保険料(健康保険・厚生年金)が増える✓ 社会保険料を抑えられる(マイクロ法人)

役員報酬の設定パターン

パターン①:法人利益をゼロにする(税負担最小化)

法人の利益がほぼゼロになるように役員報酬を設定。法人税がほぼかからない。ただし個人の所得税・社会保険料が増えるため、総合的な税負担シミュレーションが必要。

パターン②:マイクロ法人で最低限の報酬設定(社保節約)

役員報酬を月4〜5万円に設定し、社会保険料を最小化。個人事業主としての事業収入は別に確定申告。二刀流節税の基本戦略。

役員報酬5万円/月 → 社会保険料の本人負担約1万円/月(通常の国保と比べ大幅削減)

パターン③:老後対策として高めの厚生年金を積む

役員報酬を高めに設定して厚生年金保険料を多く払うことで、将来受け取る厚生年金が増える。長期的な老後対策として検討する戦略。

役員報酬の変更ルール

重要:期中変更は原則NG(損金不算入リスク)

  • 役員報酬は事業年度開始後3ヶ月以内に決定する(定期同額給与)
  • 一度決定した報酬は1年間変更できないのが原則
  • 期中に変更した場合、変更分は損金算入が認められない可能性がある
  • 例外:業績著しく悪化した場合の「業績悪化改定事由」による変更は可能

よくある質問

役員報酬の最適額はどうやって計算しますか?

「法人税+個人所得税・住民税+社会保険料」の合計が最小になる役員報酬額を算出します。収入規模・家族構成・各種控除によって変わるため、税理士に試算を依頼することをおすすめします。

役員報酬ゼロにできますか?

ゼロに設定することは可能ですが、社会保険(法人は加入義務)の取り扱いが問題になる場合があります。また役員報酬がゼロだと給与所得控除が使えず、法人の利益に全額法人税がかかります。

役員報酬を決めるタイミングはいつですか?

役員報酬は事業年度開始後3ヶ月以内に決定する必要があります(定期同額給与)。合同会社の場合は代表社員が決定、株式会社の場合は株主総会での決議が一般的です。一度決めると期末まで変更が難しいため、慎重に設定しましょう。

役員報酬を配偶者にも払えますか?

配偶者が実際に法人の業務に従事しているなら、役員または従業員として報酬・給与を支払えます。法人から配偶者への給与は全額損金算入でき、家族内での所得分散による節税効果があります。業務実態のない名目上の役員報酬は否認されるリスクがあります。

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あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。