ひとり青色
無料で試す
確定申告・税金 2026年6月

個人事業主の消費税【2026年版】売上1,000万円超で課税事業者になったら何をする?

売上が順調に伸びて1,000万円に近づいてきた個人事業主向けに、消費税の課税事業者になるタイミング・必要な手続き・申告方法を解説します。免税事業者との違いも整理します。

課税事業者になるタイミング

基本ルール:2年前の売上で判定

基準期間(2年前)の売上 その年の消費税
1,000万円以下免税事業者(消費税申告不要)
1,000万円超課税事業者(消費税申告・納付が必要)

具体例(個人事業主の場合)

2024年の売上が1,200万円だった場合

→ 2026年(翌々年)から課税事業者になる

→ 2026年の消費税を2027年3月31日までに申告・納付

課税事業者になったらやること

1

請求書に消費税を別途記載する

課税事業者になると、クライアントへの請求書に消費税(10%・8%)を明示して請求できます(インボイス登録している場合)。

2

経費の消費税(仕入税額控除)を記録する

受け取った消費税から支払った消費税を差し引いて納付します。このため仕入・経費の消費税をきちんと記録する必要があります。

3

翌年3月31日までに消費税を申告・納付

所得税の確定申告(3月15日)とは別に、消費税申告を3月31日までに行います。申告書は税務署または e-Taxで提出。

4

簡易課税制度の選択を検討する

売上5,000万円以下なら簡易課税制度が使えます。業種によっては原則課税より有利になります。

原則課税 vs 簡易課税

方式 計算方法 向いているケース
原則課税 受け取った消費税 − 支払った消費税 = 納付額 経費が多い事業者
簡易課税 受け取った消費税 × (1 − みなし仕入率) = 納付額 経費が少ないサービス業等

主なみなし仕入率(業種別)

卸売業:90%
小売業:80%
製造業:70%
サービス業:50%
不動産業:40%

フリーランスのほとんどはサービス業(50%)に該当します。経費が売上の50%未満なら簡易課税の方が有利になることが多いです。

インボイス登録との関係

インボイス登録 = 売上に関係なく課税事業者

インボイス(適格請求書発行事業者)に登録した場合、売上が1,000万円以下でも課税事業者になります。売上が少ない段階でインボイス登録した個人事業主は、消費税申告も必要になる点に注意が必要です。

よくある質問

消費税の申告はいつまでですか?

個人事業主の消費税申告期限は翌年3月31日です(所得税の確定申告が3月15日なのとは異なります)。消費税は所得税の確定申告とは別に申告・納付が必要です。

売上1,000万円を超えそうな年はどうすればいいですか?

超えそうな年の翌々年から課税事業者になります。事前に税務署や税理士に相談して、消費税の納税資金の準備と簡易課税選択の検討をしておくことをおすすめします。

個人事業主が消費税の課税事業者になるのはいつからですか?

前々年(2年前)の課税売上高が1,000万円を超えた場合、翌々年から課税事業者になります。例:2024年に1,000万円超 → 2026年から課税対象。インボイス登録した場合は売上に関わらず課税事業者になる点も要注意です。

簡易課税制度を選択するにはどうすればいいですか?

「消費税簡易課税制度選択届出書」を税務署に提出します。個人事業主は前年12月31日までに提出が必要です。一度選択すると2年間は変更できないため、原則課税と比較してどちらが有利か事前にシミュレーションをしておきましょう。

所得税・住民税の節税から始めるならひとり青色

課税事業者になる前の免税期間に青色申告65万円控除で最大限節税。買い切り¥4,980。

¥4,980で購入する

関連記事

あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。