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フリーランス・個人事業主の産休・育休【2026年版】出産手当金・育児休業給付は受け取れる?

「フリーランスでも産休・育休の給付金はもらえる?」——答えは残念ながら会社員と同じ給付は受けられません。ただし活用できる制度は複数あります。何がもらえて何がもらえないか、整理して解説します。

結論:個人事業主は2つの主要給付を受け取れない

出産手当金(産前42日〜産後56日の給与補填)→ 健康保険の被保険者のみ対象。国保加入の個人事業主は対象外
育児休業給付金(育休中に賃金の67%相当)→ 雇用保険の被保険者のみ対象。個人事業主は雇用保険に加入不可

個人事業主が受け取れる出産関連の給付・制度

① 出産育児一時金

✓ 受取可

金額

子ども1人につき 50万円(産科医療補償制度加入病院の場合)

手続き

加入している国民健康保険の窓口(市区町村)または出産する病院(直接支払制度)

直接支払制度を利用すると、医療機関が一時金を直接受け取り差額のみを自己負担する形になります。

② 国民年金の産前産後保険料免除

✓ 受取可

対象期間

出産予定月の前月から4ヶ月間(多胎の場合は3ヶ月前から6ヶ月間)

効果

国民年金保険料が免除されるが年金受給額には影響なし(国が負担)

手続き:居住地の市区町村窓口または日本年金機構へ。出産予定日の6ヶ月前から申請可能。

③ 国民健康保険料の産前産後免除

✓ 受取可(2024年1月〜)

対象期間

出産予定月の前月から4ヶ月分の国保料が軽減

効果

所得割・均等割の一部が免除(自治体によって異なる)

2024年1月から個人事業主(国保加入者)にも産前産後免除が導入されました。市区町村に申請が必要です。

④ 児童手当

✓ 受取可

金額

0〜2歳:月1.5万円、3歳〜小学生:月1万円(第3子以降は増額)

手続き

出生後15日以内に市区町村へ認定請求

2024年10月の改正で所得制限撤廃・支給期間が高校生まで延長されました。

会社員との給付金比較

給付・制度 会社員 個人事業主
出産育児一時金(50万円)
出産手当金(産前後給与補填)
育児休業給付金(育休中67%)
国民年金産前産後免除
国民健康保険産前産後免除
児童手当

産前から準備しておくべきこと

1

収入が止まる期間の運転資金を確保する

会社員の産休・育休中は給付金があるが、個人事業主には収入補填がない。産前3〜6ヶ月分の生活費・固定費を現金で確保しておくことを推奨します。

2

帳簿・請求書の仕組みを事前に自動化する

産後は確定申告の時期になるケースがあります。会計ソフトを使って仕訳を自動化し、産後の作業負担を最小化しましょう。

3

出産育児一時金の直接支払制度の手続きをする

出産する病院に「直接支払制度」の利用を申し込むと、50万円が病院側に直接支払われ、差額のみ自己負担になります。現金手出しが少なくなります。

4

国民年金・国保の産前産後免除申請を忘れずに

申請しないと自動で免除にはなりません。出産予定日の6ヶ月前から申請できるため、早めに市区町村窓口または日本年金機構に問い合わせましょう。

よくある質問

フリーランス・個人事業主は出産手当金を受け取れますか?

原則として受け取れません。出産手当金は協会けんぽ・健保組合の被保険者が対象で、国民健康保険加入の個人事業主は対象外です。ただし出産育児一時金(50万円)は受け取れます。

法人化すれば産休・育休の給付金を受け取れますか?

マイクロ法人(合同会社等)を設立して役員に就任し協会けんぽに加入すると、出産手当金の受給資格が生じる可能性があります。ただし在職中(業務継続中)は難しく、設計が複雑です。詳しくは社会保険労務士に相談することをおすすめします。

出産費用は医療費控除の対象になりますか?

はい、医療機関での分娩費用は医療費控除の対象です。ただし出産育児一時金で補填された金額は控除から差し引く必要があります。入院中の食事代・差額ベッド代なども対象になる場合があります。

産前産後期間も確定申告は必要ですか?

はい、事業所得がある場合は確定申告の義務があります。産前産後の免除が適用された保険料は社会保険料控除の対象になりません(免除期間分)。出産育児一時金は非課税のため申告不要です。

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あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。