経費・家計管理 2026年4月更新
個人事業主の生活費と経費の分け方
【2026年版・家計管理のコツ】
「事業のお金と生活費をどう分ければいいの?」という疑問にお答えします。口座を分けるのが一番シンプルですが、混在してしまった場合の対処法も解説します。
大原則:生活費は経費にならない
食費・家賃(プライベート分)・被服費・娯楽費などの「プライベートな支出」は事業の経費になりません。事業に使った費用だけを経費として帳簿に記録します。
最もシンプルな方法:口座を分ける
事業用口座(推奨)
✓ 売上の入金先
✓ 事業経費の支払い(光熱費・通信費等)
✓ 月1回「生活費分」を個人口座へ振替
個人口座
→ 食費・水道代・娯楽などの生活費
→ 住宅ローン・家賃(プライベート分)
→ 事業とは無関係の支出
事業口座から個人口座への振替は「事業主貸」として帳簿に記録します。これは経費ではなく「事業から個人へお金が移動した」という記録です。
生活費引き出しの仕訳例
月20万円を生活費として事業口座から引き出した
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 事業主貸 | 200,000 | 普通預金 | 200,000 |
事業主貸は経費ではなく、貸借対照表の「事業主への資金移転」として集計されます。
口座が混在してしまっている場合の対処法
A
事業用の取引だけを帳簿に記録する(個人分は無視)
個人口座から支払った事業経費は「事業主借」で処理。個人の生活費は帳簿に記録しません。
B
今からでも事業用口座を作って分ける
年の途中からでも事業用口座を作り直すことができます。それ以前の取引は事業主借・事業主貸で記録します。
帳簿をシンプルにするコツ
✓事業用クレジットカードを1枚作り、仕事の支払いはすべてそのカードに集約する
✓月1〜2回決まった日に「まとめて仕訳入力」する習慣をつける
✓レシートはすぐスマホ撮影してフォルダに保存(電子帳簿保存法対応)