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経営・資金管理 2026年6月

固定費と変動費の管理【2026年版】個人事業主が経営を安定させる費用の分け方

売上が不安定なフリーランス・個人事業主にとって、費用構造の管理は経営安定の鍵です。固定費を把握・最小化し、「収入が少ない月でも乗り切れる」事業構造を作る方法を解説します。

個人事業主の固定費 vs 変動費

固定費(毎月必ず発生)

  • 家賃・コワーキングスペース月額
  • 各種サブスクリプション(ソフト・ツール)
  • 保険料(国保・年金・民間保険)
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 税理士費用・会計ソフト代
  • iDeCo・共済の掛金(節税のため)

変動費(売上・活動に連動)

  • 材料費・仕入れ費用
  • 外注費(案件に応じて発生)
  • 交通費(打ち合わせ・出張)
  • 広告費(売上連動が理想)
  • 接待交際費
  • 案件専用の消耗品・ツール
ポイント:固定費は収入がゼロでも発生します。収入が減った月でも固定費だけは必ず支払うため、固定費の水準が「最低限必要な月収」を決定します。

損益分岐点の計算と活用法

計算式

損益分岐点 = 固定費 ÷ (1 − 変動費率)

例A:月間固定費10万円・変動費率10%の場合

損益分岐点 = 10万 ÷ 0.9 ≈ 111,000円/月(約11万円稼げば黒字)


例B:月間固定費25万円・変動費率20%の場合

損益分岐点 = 25万 ÷ 0.8 = 312,500円/月(約31万円必要)

活用法:固定費を5万円削減するだけで、例Bの損益分岐点は25万→20万円÷0.8=250,000円に下がります。体調不良や閑散期に対するバッファが増えます。

固定費削減:具体的なチェックリスト

すぐできる削減(月数千〜数万円)

  • 使っていないサブスク一覧を作って不要なものを解約(Adobe・ストレージ等の確認)
  • スマホを格安SIMに切り替え(月5,000→1,500円など)
  • コワーキングスペースを月額→時間制・ドロップインに変更
  • 有料ツールの無料プランへの変更検討

中期的な見直し(月1〜5万円)

  • 事務所を自宅兼用に切り替え(家賃の按分で一部経費化)
  • 民間保険の見直し(必要最低限の保障に絞る)

削減は慎重に(節税効果が高いもの)

  • !iDeCo・小規模企業共済の掛金——全額所得控除なので削減すると節税が減る
  • !会計ソフト代——帳簿管理と節税に直結するため削れないコスト

よくある質問

フリーランスの固定費の目安はどのくらいですか?

月収の30〜40%以内に抑えることが目安です。月収50万円なら固定費は15〜20万円以内が理想。固定費が月収の50%を超えると、売上が少し落ちただけで赤字になるリスクがあります。

固定費と変動費はどうやって把握すればいいですか?

会計ソフトで過去3〜6ヶ月の経費を確認し、「毎月ほぼ同額で発生するもの」が固定費です。月によってバラつきがあるものは変動費です。銀行・カードのCSVを会計ソフトにインポートすると月別経費が自動集計されます。

保険料(国保・国民年金)は固定費ですか?

国民健康保険料・国民年金保険料は毎月一定額(または年払い)のため固定費です。ただし国保料は前年所得に連動するため厳密には変動します。経営計画を立てる際は固定費として計上しておくのが安全です。

固定費を削減するためにまず何から見直せばいいですか?

まず①使っていないサブスクリプションの解約②コワーキングスペースの見直し(月額→時間制)③スマホ・通信費の格安SIMへの切り替え、の3つから始めましょう。これだけで月2〜5万円削減できることもあります。iDeCo・共済の掛金は節税効果があるため削減は慎重に。

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あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。