個人事業主の確定申告のやり方【2026年版】
はじめてでも迷わない完全手順
個人事業主(フリーランス・自営業)は毎年2月〜3月に確定申告が必要です。はじめての方には書類の多さや帳簿の付け方が不安に見えますが、手順を正しく理解すれば難しくありません。このページでは、確定申告の流れを1月〜3月の作業ステップで解説します。
確定申告の期限と対象
2025年分の申告期限
2026年3月16日(月)
申告が必要な方
- ✓ 個人事業主・フリーランス全員
- ✓ 副業所得が20万円超の給与所得者
- ✓ 給与収入が2,000万円超
青色申告vs白色申告:どちらを選ぶ?
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 特別控除 | 最大65万円 | なし |
| 赤字の繰越 | 3年間可能 | 不可 |
| 記帳方法 | 複式簿記(ソフト推奨) | 単式簿記でもOK |
| 事前届出 | 青色申告承認申請書が必要 | 不要 |
| 節税効果(所得300万) | 約13万円/年 | 0円 |
青色申告承認申請書は開業日から2ヶ月以内(1月1日以降開業の場合は3月15日まで)に税務署へ提出が必要です。
確定申告の全手順(1月〜3月)
1月〜:帳簿の整理・領収書の仕分け
1年間の収入・経費を仕分けします。月次で帳簿を付けていた方はこの作業が短時間で完了します。領収書は日付・金額・目的をメモしておくと申告書作成が楽になります。
1月末〜:各種証明書の収集
国民健康保険の納付証明書(市区町村から送付)、国民年金の控除証明書(日本年金機構から11月頃送付)、生命保険料控除証明書などを揃えます。紛失した場合は再発行を申請してください。
2月〜:申告書の作成
青色申告ソフトや国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使って申告書を作成します。青色申告ソフトは帳簿から自動で申告書を生成できるため、入力ミスが少なく効率的です。
2月16日〜3月16日:申告書の提出
e-Tax(電子申告)または税務署への持参・郵送で提出します。e-Taxを使うと65万円控除が適用され、還付も早くなります。マイナンバーカードがあればスマートフォンからも申告できます。
4月〜:納税または還付の確認
申告した所得に応じた所得税を3月15日までに納付します(口座振替は4月下旬)。還付がある場合は申告後1〜2ヶ月で指定口座に振り込まれます。
確定申告に必要な書類チェックリスト
収入・経費関係
- □売上台帳・請求書控え・振込明細
- □経費の領収書・レシート
- □源泉徴収票(源泉徴収された報酬がある場合)
- □支払調書(取引先から届いた場合)
控除関係
- □国民健康保険料の納付証明書
- □国民年金保険料の控除証明書
- □生命保険・地震保険の控除証明書
- □医療費の領収書(10万円超の場合)
- □マイナンバーカード
e-Taxの申告手順(マイナンバーカード使用)
- 1 国税庁「確定申告書等作成コーナー」またはご利用の申告ソフトを開く
- 2 マイナンバーカードをスマートフォンのNFC機能で読み取りログイン(またはICカードリーダー使用)
- 3 帳簿から転記して収支内訳書・貸借対照表・申告書Bを作成
- 4 内容を確認して電子署名し、送信
- 5 受付番号が発行されれば完了(画面保存または印刷して保管)
青色申告ソフトを使うと何が楽になるか
帳簿→申告書が自動連動
日々の仕訳を入力するだけで、貸借対照表・損益計算書・確定申告書が自動生成されます。転記ミスが防げます。
e-Taxへ直接送信
ソフト内から直接e-Tax送信できます。税務署に行く必要がなく、マイナンバーカードで手続き完結。
消費税・予定納税も管理
消費税申告書や予定納税額の自動計算も対応。課税事業者になった場合も安心して対応できます。
よくある質問
所得が赤字でも確定申告は必要ですか?
個人事業主の場合、赤字でも確定申告することをお勧めします。青色申告をしていれば赤字(純損失)を翌年以降3年間にわたって繰り越せるため、将来の税額を減らせます。また、赤字の年に払いすぎた税金があれば還付も受けられます。
開業したばかりで売上ゼロでも申告が必要ですか?
売上がゼロでも費用(経費)がかかっていれば赤字として申告できます。青色申告であれば、開業費の一括計上・赤字繰越などのメリットがあります。申告義務は厳密にはありますが、売上ゼロで経費もゼロなら実務上問題になることは少ないです。
確定申告を期限後にした場合のペナルティは?
期限後申告では無申告加算税(本来の税額の15〜20%)と延滞税(年2.5〜14.6%)がかかります。自主的に早めに申告した場合は無申告加算税が5%に軽減されることがあります。未申告のまま放置すると税務調査の対象になる可能性があります。
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あおい
ひとり青色 開発者
法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。