フリーランス・個人事業主の老後資産形成【2026年版】
年金・iDeCo・NISA・共済の総合プラン
個人事業主の年金は国民年金のみ。月約6.8万円では生活費を賄えません。節税しながら老後資金を積み立てる制度を組み合わせた「総合プラン」を解説します。
個人事業主の年金格差:会社員との比較
個人事業主
約6.8万円/月
国民年金(老齢基礎年金)のみ
会社員(平均)
約15〜16万円/月
国民年金+厚生年金
月約10万円の格差を自助努力で埋める必要があります。年間120万円×30年=3,600万円の準備が目安。
老後対策の優先順位と使い分け
青色申告65万円控除(ゼロコスト・即効性高)
お金を使わずに最大65万円の所得控除を得られる。所得税率20%なら年13万円の節税。浮いた税金を老後資金の積み立てに回す。
小規模企業共済(退職金制度として最優先)
国が運営する個人事業主向け退職金制度。掛金全額が所得控除になり、廃業・引退時に退職所得として受け取れる。
掛金上限
月7万円(年84万円)
節税効果
全額所得控除
受取
退職所得控除で優遇
iDeCo(老後積立+節税の両立)
掛金が全額所得控除。運用益も非課税。受取時も退職所得控除・公的年金等控除が使える。60歳まで引き出せない点に注意。
掛金上限
月6.8万円(年81.6万円)
節税効果
全額所得控除
引出
60歳以降のみ
NISA(柔軟な資産形成)
運用益が非課税。iDeCoと異なりいつでも引き出せる。所得控除はないが、臨機応変に使える資産を作るのに最適。
年間上限
つみたて投資枠120万円
節税効果
運用益・配当が非課税
引出
いつでも可能
具体的な積立シミュレーション
例:所得500万円・35歳・65歳まで30年積み立てるケース
| 制度 | 月額 | 年間節税額 | 30年後の概算 |
|---|---|---|---|
| 小規模企業共済 | 7万円 | 約23万円 | 約2,520万円 |
| iDeCo | 6.8万円 | 約22万円 | 約3,500万円※ |
| NISA(つみたて) | 5万円 | (所得控除なし) | 約2,500万円※ |
| 合計 | 18.8万円 | 約45万円/年 | 約8,500万円 |
※iDeCo・NISAは年利5%で複利運用した場合の試算。元本保証ではありません。
国民年金を増やす方法
よくある質問
個人事業主の老後の年金はいくらもらえますか?
2026年時点の国民年金満額は月約6.8万円(年約81.6万円)です。会社員の厚生年金(平均月15〜16万円)と比べて大幅に少なく、自助努力での資産形成が不可欠です。
iDeCoと小規模企業共済どちらを先に始めるべきですか?
小規模企業共済を先に検討することをおすすめします。退職金制度として廃業・引退時に活用でき、一定条件での貸付制度もあります。iDeCoは60歳まで引き出せないため、急な資金需要に対応しにくいです。
老後のために確定申告で節税した方がいいですか?
はい、節税で浮いた資金を老後積み立てに回すのが最も効率的です。iDeCo・小規模企業共済は掛金自体が所得控除になるため「節税しながら老後資金を積み立てる」一石二鳥の効果があります。
フリーランスを続けながら厚生年金に加入できますか?
個人事業主のままでは厚生年金に加入できません。法人化(マイクロ法人設立)して代表者になれば協会けんぽ+厚生年金に加入できます。ただし保険料の負担も増えるため、トータルコストを比較したうえで判断しましょう。
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あおい
ひとり青色 開発者
法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。