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副業・確定申告 2026年6月更新

エンジニアの副業 経費・確定申告ガイド【2026年版】認められる経費一覧と青色申告の手順

副業でWebエンジニア・フリーランス案件・ライセンス収入などを得ているエンジニアの方向けに、PC・クラウド・通信費・学習費など認められる経費の一覧・確定申告の要否判断・申告手順・会社にバレないための住民税対策まで、実務的に解説します。

まず確認:確定申告が必要かどうか

会社員の副業:年間所得が20万円を超えたら申告必須

副業所得 < 20万円:所得税の確定申告は不要(ただし住民税申告は必要)
副業所得 ≥ 20万円:確定申告が必要(翌年3月15日まで)

「所得」の計算方法

副業所得 = 副業収入 − 必要経費

例:クライアントから¥350,000受け取り、PC購入費¥80,000・書籍費¥20,000を経費にすると、所得は¥250,000(申告必要)

エンジニアの副業で認められる主な経費

費目 勘定科目 按分 補足
PC・モニター(10万円未満) 消耗品費 仕事専用なら全額 プライベート兼用は按分
PC・モニター(10万円以上) 工具器具備品 耐用年数4年で減価償却 青色:30万円未満は即時経費化可
スマートフォン・インターネット 通信費 業務使用割合で按分
例:仕事50%→半額
割合の根拠を記録
AWS・GCP等クラウド費用 通信費・消耗品費 業務使用分のみ 業務専用なら全額OK
GitHub・Figma等SaaS 通信費・消耗品費 仕事で使う分のみ 副業利用分のみ
技術書・Udemy等学習費 新聞図書費 業務関連なら全額 副業と直接関係があること
自宅作業スペース家賃 地代家賃 作業面積÷全体面積
例:4.5畳/30畳=15%
按分根拠を記録
クライアントとの交通費 旅費交通費 全額 領収書を保存
外注費(デザイン・翻訳等) 外注費 全額 インボイス確認推奨
確定申告ソフト 消耗品費 全額 全額経費OK

※ 経費として認められるかどうかは業務との関連性によります。不明な場合は税理士または税務署にご確認ください。

エンジニア特有の経費チェックリスト

見落としがちな経費を確認しましょう。副業との関連性が証明できれば認められます。

ハードウェア系

  • MacBook・ノートPC(業務利用割合で按分)
  • 外部モニター・ディスプレイ
  • メカニカルキーボード・マウス
  • iPad・タブレット(図面・資料確認用)
  • Webカメラ・マイク(オンラインMTG用)
  • ノイズキャンセリングヘッドフォン
  • USBハブ・ドッキングステーション

ソフトウェア・サービス系

  • AWS・GCP・Azureのクラウド費用
  • GitHub・GitLab有料プラン
  • JetBrains IDE・VS Code拡張機能
  • Figma・Adobe XD(デザイン業務)
  • Slack・Notion等コラボツール
  • ドメイン・VPS・レンタルサーバー
  • ChatGPT・Copilot等AI有料プラン

学習・書籍系

  • Udemy・Coursera等オンライン学習
  • 技術書・専門書(Amazon等)
  • 技術カンファレンス参加費
  • 資格試験・受験料
  • O'Reilly等技術書サブスク

その他

  • コワーキングスペース利用料
  • クライアントとの打ち合わせ交通費
  • 自宅作業分の家賃・光熱費(按分)
  • 名刺・HP作成費
  • 確定申告ソフト代
注意:プライベートでも使う機器・サービスは「業務使用割合」で按分します。割合の根拠(使用時間のメモなど)を残しておくと申告時に安心です。

家事按分のやり方(通信費・家賃・光熱費)

自宅で副業をするエンジニアは、仕事とプライベートで兼用する費用を「家事按分」で分けます。仕事に使う割合だけを経費に計上します。

スマホ・通信費の按分

業務で使う割合(時間や用途)を基準に決めます。例:1日の仕事時間が8時間・プライベートが8時間なら50%。月額¥8,000なら¥4,000が経費です。

家賃の按分

作業スペースの床面積÷部屋全体の床面積で計算します。例:30畳の部屋で4.5畳を仕事に使うなら15%。月額¥10万なら¥1.5万が経費です。

電気代の按分

使用時間×業務割合で計算します。家賃と同じ割合を使うことが多いです。按分根拠は記録しておきましょう。

青色申告と白色申告、どちらを選ぶ?

青色申告のメリット

  • 65万円控除(複式簿記+e-Tax)または10万円控除
  • 赤字を翌年以降3年間繰越できる
  • 30万円未満の少額減価償却が一括経費化できる

※ 開業届と青色申告承認申請書を事前に税務署に提出する必要あり

白色申告の特徴

  • 申告書類が比較的シンプル
  • 事前手続きが不要
  • 65万円控除がない(基礎控除のみ)
  • 赤字の繰越ができない
副業エンジニアへの推奨:副業収入が安定して年間20万円を超えるなら青色申告を選択しましょう。65万円控除の節税効果は大きく、所得税率20%の方なら最大¥130,000の節税になります。

会社に副業がバレないための住民税対策

なぜ住民税でバレるのか

確定申告をすると翌年の住民税が増加します。会社が給与天引き(特別徴収)で住民税を納付している場合、「給与以外の所得がある」と会社の経理に伝わる可能性があります。

  1. 1

    確定申告書の住民税欄で「自分で納付」を選ぶ

    申告書の「住民税・事業税に関する事項」欄で、給与・公的年金以外の所得に係る住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」にチェックします。これにより副業分の住民税は自宅に送られる納付書で自分で払うことができます。

  2. 2

    マイナンバーを会社に提供する義務に注意

    副業先のクライアントから報酬を受け取る際、一定額以上ではマイナンバーの提出を求められることがあります。副業の存在自体は会社に直接伝わるわけではありませんが、慎重に対応しましょう。

  3. 3

    就業規則を事前に確認する

    副業を禁止・届出必須とする就業規則を持つ会社も多くあります。税務上のバレ対策以前に、就業規則の確認と必要な場合は申請が先決です。

副業エンジニアの確定申告の流れ

1

開業届・青色申告申請

その年の3月15日まで(開業から2ヶ月以内)に税務署へ提出

2

帳簿・領収書の管理

1年間の収入・経費を会計ソフトに入力。領収書は7年間保存

3

申告書類の作成

会計ソフトから帳簿・損益計算書・申告書を自動生成

4

e-Tax提出

翌年3月15日までにe-Taxまたは税務署窓口で提出

副業エンジニアにおすすめの会計ソフト

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※ 価格は2026年4月時点に各社公式サイトで確認した税込価格です。

よくある質問

エンジニアの副業収入はいくらから確定申告が必要ですか?

会社員が副業で得た所得が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要です。また収入ではなく、経費を差し引いた「所得」が基準になります。

エンジニアの副業で認められる経費は何がありますか?

PC・モニターなどの機器(業務比率で按分)、通信費、技術書・学習費、IDE有料プランなどのソフトウェア費用、クライアントとの交通費などが経費として認められます。

副業の確定申告が会社にバレないようにするには?

確定申告書の住民税欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択することで、副業分の住民税が給与天引きに合算されるのを防げます。ただし就業規則で副業が禁止されている場合は別途対処が必要です。

副業エンジニアは青色申告と白色申告どちらがよいですか?

副業所得が安定して年間20万円を超えるなら青色申告がおすすめです。65万円特別控除と赤字3年繰越のメリットがあります。事前に「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。

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あおい

あおい

ひとり青色 開発者

法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。