青色申告のやり方【初めての方向け2026年版】
手順・必要書類・ソフトの選び方まで
「青色申告をやってみたいけど、何から始めればいいかわからない」という方向けに、準備から申告完了まで全手順をわかりやすく解説します。難しそうに見えますが、順番どおりに進めれば誰でもできます。
青色申告の全体の流れ(5ステップ)
- 1 開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する
- 2 1年間、複式簿記で帳簿をつける
- 3 決算整理(減価償却・棚卸し等)を行う
- 4 青色申告決算書・確定申告書を作成する
- 5 e-Taxで申告・納税する(3月15日までに)
ステップ1:開業届と申請書を提出する
青色申告を使うには、事前に税務署への届出が必要です。以下の2枚を同時に提出するのが最も確実です。
個人事業の開業届出書
事業開始から1ヶ月以内が目安。e-Taxまたは税務署窓口で提出できます。
青色申告承認申請書
開業から2ヶ月以内(または3月15日まで)に提出。この期限を過ぎるとその年は青色申告が使えません。
ステップ2:1年間、帳簿をつける
65万円控除を受けるには複式簿記での記帳が必要です。取引のたびに「借方・貸方」に分けて記録します。
帳簿に記録する主な取引
- •売上の入金(銀行振込・現金)
- •経費の支払い(交通費・通信費・家賃按分など)
- •PC・機材などの備品購入
- •事業用口座への入出金
ステップ3:年末に決算整理をする
12月31日時点での処理を行います。主に以下の2つです。
減価償却費の計上
PCや機材など10万円以上の資産は、耐用年数に応じて毎年少しずつ経費化します。専用ソフトなら自動計算されます。
未払費用・前払費用の処理
12月分の家賃を1月に支払う場合など、期をまたぐ費用の調整を行います。シンプルな事業なら不要なケースも多いです。
ステップ4:申告書類を作成する
青色申告では以下の書類を作成します。専用ソフトを使えば帳簿データから自動生成できます。
| 書類名 | 内容 |
|---|---|
| 青色申告決算書(第1表) | 損益計算書。売上・経費・所得の集計 |
| 青色申告決算書(第3表) | 貸借対照表。資産・負債・資本の残高 |
| 確定申告書(第一表・第二表) | 所得税の申告書。各種控除を記入して納税額を計算 |
ステップ5:e-Taxで申告する
65万円控除を受けるにはe-Tax(電子申告)が必須です。紙申告の場合は控除額が55万円に下がります。
マイナンバーカード方式(推奨)
スマホのマイナポータルアプリから申告可能。ICカードリーダーなしでOK。
ID・パスワード方式
税務署で発行してもらったID・パスワードで申告できます。マイナンバーカードがない方向け。
青色申告に必要なもの一覧
| 必要なもの | 用途 |
|---|---|
| マイナンバーカード | e-Tax申告・本人確認 |
| 通帳・カード明細 | 記帳のもとになる入出金履歴 |
| 領収書・レシート | 経費の証拠書類(7年間保管) |
| 青色申告ソフト | 帳簿・決算書の自動作成 |
| 社会保険料の控除証明書 | 国民年金・国民健康保険料の控除申告 |
初めての方にソフトをおすすめする理由
手書きや表計算ソフトでも青色申告はできますが、初めての方には専用ソフトが断然おすすめです。
仕訳を入力するだけで帳簿・決算書が自動生成
総勘定元帳・損益計算書・貸借対照表をゼロから作る必要がありません。
勘定科目の選択をサポート
「この支払いはどの科目?」という迷いをサジェスト機能で解消できます。
減価償却・固定資産を自動計算
PCや機材の取得日・金額を登録するだけで毎年の償却額を自動で計算します。