経費・帳簿 2026年6月
スーツ代・被服費は経費になる?【2026年版】
個人事業主・フリーランスの判断基準
「仕事で着るスーツ代は経費にできる?」「作業着は?」——被服費の経費化は判断が分かれるポイントです。税務署に否認されないための基準と、認められるケース・認められないケースを整理します。
結論:被服費の経費化の原則
- ×普通のスーツ・ビジネスカジュアル → 原則として経費にならない(私服としても着られるため)
- ✓業務専用の作業着・制服・ユニフォーム → 経費になる
- ✓業務専用の舞台衣装・コスチューム → 経費になる
経費になる被服費・ならない被服費
| 衣類の種類 | 経費 | 理由 |
|---|---|---|
| 作業着・工場作業服 | ○ | 私服として使えない業務専用 |
| ロゴ入りユニフォーム・制服 | ○ | 業務専用性が明確 |
| コック服・医療用白衣 | ○ | 職業専用衣装 |
| 舞台衣装・コスチューム(演者) | ○ | 業務専用と説明できる場合 |
| ビジネススーツ(一般的なもの) | × | 私服としても着用可能 |
| カジュアル服・ファッション衣類 | × | 業務専用性がない |
| フォーマルウェア(冠婚葬祭用) | × | 私的使用が主 |
なぜスーツは経費にならないのか
税務の原則として、経費として認められるのは「業務専用で、業務外では使わない」支出です。ビジネススーツは「仕事でしか着ない」と主張しても、税務署は「プライベートでも着用できる」と判断します。
税務署の判断基準
- 「業務に必要」だけでは不十分。「業務以外では使えない」必要がある
- スーツは通勤・プライベートでも着られるため、家事費(プライベート費用)と判断される
- 職業上の必要性があっても、私生活での使用可能性が残れば否認されやすい
経費にできる被服費の仕訳例
作業着を購入した場合(¥15,000)
| 借方 | 貸方 | 摘要 |
|---|---|---|
| 消耗品費 15,000 | 普通預金 15,000 | 業務用作業着購入 |
「消耗品費」または「被服費」どちらでも可。継続使用が重要。
よくある質問
スーツ代は経費になりますか?
原則として認められません。スーツは私服としても着用できるため、税務署は業務専用性を認めにくいです。作業着・制服・ユニフォームなど業務専用性が明確なものは経費になります。
作業着・制服は経費になりますか?
はい、業務専用で普段着として使えない作業着・制服は経費(消耗品費)になります。ロゴ入りユニフォーム、コック服、医療用白衣なども対象です。
ロゴなしの黒いスラックスは経費になりますか?
難しいです。ロゴなしで普段着としても使える衣類は、業務専用性の立証が困難で否認されやすいです。経費計上する場合は「業務専用購入の記録」を残すことを推奨しますが、リスクは残ります。
被服費の勘定科目は何ですか?
「消耗品費」または「被服費」で処理します。どちらでも問題ありませんが、一度決めたら継続して同じ科目を使うことが重要です。
青
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あおい
ひとり青色 開発者
法務関係の仕事をしながら副業を始め、確定申告が必要になったことをきっかけに青色申告ソフトを自作。月額制ソフトの年間コストに疑問を持ち、買い切り型の「ひとり青色」を開発・公開。