源泉徴収 2026年4月更新
フリーランスの源泉徴収とは?
天引きされる職種・確定申告での取り戻し方
「請求額より振込額が少ない」のは源泉徴収が引かれているからです。源泉徴収の仕組みと、確定申告で払いすぎた税金を取り戻す方法を解説します。
源泉徴収とは?
報酬を支払う側(クライアント)が、報酬から所定の税率で所得税を天引きして国に納める仕組みです。フリーランスは税引き後の金額を受け取りますが、確定申告で精算できます。
源泉徴収される主な職種・報酬
| 職種・報酬の種類 | 源泉徴収税率 |
|---|---|
| デザイナー・イラストレーター・ライター | 10.21% |
| 翻訳・通訳・速記 | 10.21% |
| 弁護士・税理士・司法書士などの士業報酬 | 10.21% |
| 原稿料・講演料 | 10.21% |
| 芸能人・モデルへの報酬 | 10.21% |
| システムエンジニア・プログラマー | 原則なし※ |
※エンジニア・プログラマーは源泉徴収の対象外が一般的ですが、請負契約の内容によります。100万円超は税率20.42%。
請求書への記載方法
請求書の記載例(報酬100,000円の場合)
| 業務報酬 | 100,000円 |
| 消費税(10%) | 10,000円 |
| 源泉徴収税額(報酬額の10.21%) | −10,210円 |
| お振込金額 | 99,790円 |
※消費税は源泉徴収の対象外です(報酬額のみに課税)。
確定申告で源泉徴収税額を精算する
①
年間の源泉徴収税額を集計
各クライアントから受け取った支払調書(1月送付)または請求書の源泉徴収額を合計します。
②
確定申告書に「源泉徴収税額」として記入
申告書の「源泉徴収税額」欄に合計額を記入します。ひとり青色では自動計算されます。
③
払いすぎた税金が還付される
天引きされた税額が本来の税額より多ければ、差額が還付されます。申告から約1〜2ヶ月後に指定口座に入金されます。
支払調書がもらえない場合
支払調書は任意書類です
クライアントに支払調書の発行義務はありません。もらえない場合は自分で各請求書から源泉徴収額を合計して申告します。請求書は確実に保管しておきましょう。